わたしの二十歳はお終い
二十一歳になった
生きていながら
いつか必ず死と云うお終いがくるのだ
と 常に頭の中に在る
何故みんな死の匂いを嫌うのだろう
死があるからこそ生は瑞々しく輝ける
終わりがあるから一瞬のその刹那が美しく感じる
腐っていく身体は魂の容れ物でしかない
魂が居場所を移り変える瞬間をこの眼で見てみたい
その点、役者や演者は凄い
何回も己の身体の中に違う魂をすりかえているのだから
演じることをしてみたい
わたし以外の魂を扱ってみたい
まなこ、開けよ
その痛み、御前のものだらう