☤ 堤 慧未理 Emiri Tsutsumi
廻り 重なる 罪と罰
もしそれが噓だったとしても
噓だと告げないで
爪と皮膚の境間の痛み
吸いながら吐いているような
鴉が一斉に飛び立つのを見た
こちらに向かって
窓の中にいるのに
心臓は脈打っている
太陽の仕い
天空を翔る
黒点の花弁