私宇宙
☤ 堤 慧未理 Emiri Tsutsumi
2016年8月24日水曜日
生活
此処のウィンナ珈琲は仄かに甘くて安心する味がする。
不安定になってしまったときのことは平常時はあまりよく覚えていない。
自分の中に違う人間が巣食っているような気がする。
帷が落ち、訪れる。
煙草はもう吸えなくなったが、誰かが吸っている香を嗅ぐのは好きだ。
「只、生きているだけでいい」
そう云って欲しかった。
それだけなのに。
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