☤ 堤 慧未理 Emiri Tsutsumi
これまでの世界が成り立ちさらに強くなっていくため(例えば統制を図るためだとか)に必要だったにしても、これからの世界はそれを超越していくのだから淘汰される
滅びゆくための道は整えられている
歩みを進めるその後ろから音をたてずに崩れ落ちていく
時の声がきこえる
愚かな 滅せよ
戸棚に蜘蛛がずっといる
そこから動かない
金子みすゞの詩を思い出す
耳鳴りがきこえる
錆びたままのカレイドスコープ