☤ 堤 慧未理 Emiri Tsutsumi
折り目をつけるように
心も身体もくっきりと変われたら
どんなによいだろうか
日常に忙殺される
日々刻々
たくさんの声や目線の中で
自分の脳が心臓が
掻き消されていく
見えなくなる
とくとく
忙殺されながら
気を保つこと
硝子を磨く
催眠のための流民
貴方は痛めた手首を曲げながら
「 」 と書きます
とくとおもしろい