気がつけば
ずっと言葉のことを考えている
言葉は自分から切り離せない
離してくれない
話してくれない
好きすぎて大嫌いになることもたまにある
水面に表出した言葉の
その奥にあるもの または 裏側にあるもの
水底までみえる
みえるというより 感じてしまう
言葉は痛い
言わなくてもわかるから
言わなくてもわかってもらえると思っていた
でも そうじゃなかった
だからすこしずつだけど
曲がりながらも 歪みながらも 伝える練習をしている
わたしは
言葉のちからを 可能性を信じている
音としての言葉 文字に書き起こした見える言葉
そこに宿る靈性
言葉は触れられる
どんなに時間がかかってもいい
絶対に届く
一条の弓矢
届いた先で
花は咲くように笑み溢れるだろう