☤ 堤 慧未理 Emiri Tsutsumi
廻り 重なる 罪と罰
もしそれが噓だったとしても
噓だと告げないで
爪と皮膚の境間の痛み
吸いながら吐いているような
鴉が一斉に飛び立つのを見た
こちらに向かって
窓の中にいるのに
心臓は脈打っている
太陽の仕い
天空を翔る
黒点の花弁
果てしない夜の中で深く唯静かに燃える 緋い水 碧い焔
「これは地球の望んでいることなの。人間に例えれば自己治癒能力とでもいうのかしら、浄化作用がはたらいているのよ。すべて一度表面に排出して、膿んで、破れて、乾いて、元に戻る。地球だって宇宙細胞のひとつ。わたしたちは地球という惑星のちっぽけな細胞に過ぎない。終末は最初から決まっていた」