秋と夏が布を織るようにぱったんぱったんと交互にやって来る
金木犀の匂い、揺れる陽炎、窓から差し込む光、有明月、星座の宮の替わり境
わたしは其れを全身と全霊で迎えるが何処かへ運ぶことはできない
脳を使って思考を適度に巡らせるのは刺激的で楽しい
深みに嵌ると抜け出せなくなるので加減が必要だが
月読尊と宇宙の話がしたい
一ヶ月間ぶりに東京へ行き帰ってきた
目に見えるものしか信じられない・認められない人々が多くて哀しかった
わたしは相も変わらず目に見えないものに引っ張り回せれてばかりで眩暈をおこす
最近は頻き頻き液体を零してしまうのだが
その度、偶然・自然の創り出す造形は何と美しいのだろうと気づかされる
還ろう